皆さんは災害に備えた準備は行っていますか?
地震、津波、台風など自然災害はいつ起こるか分からないですよね。そこで今回は20~79 歳の女性900名を対象に行った「防災に関する意識調査結果(ハルメク)」や災害に備えておきたい5つのことを紹介していきたいと思います。
目次
年代別の防災意識結果
上の表から、防災意識が「高い方だと思う」全体平均20.2%に対し、20~59代までが20%未満、60代以降がほかの年代よりも圧倒的に防災意識が高く、昨年と比べても9.0ポイント上昇していることが分かります。
また、「災害に備えていることがある(あった)」割合は、震災前と比較して16.9%増加しています。備えていることがある割合は東日本大震災前で56.8%、東日本大震災1年以内で67.4%、現在で73.3%という結果となっています。
災害に備えて行っていること
大震災前に2割を超えた備えは「食料や防災用品の備蓄」「病気にならないようにする」の2つに対し、
大震災後1年以内から現在までは、
●食料や防災用品の備蓄
●家族との連絡手段の確認
●避難場所の確認
●家具の転倒防止のための対策
●停電対策
●避難場所へのルート確認
●病気にならないようにする
●心の準備 と回答がそれぞれ分かれました。
震災前よりも備えておきたいことが多数分散されたことは、実際に経験したからこそどの備えも重要であり、災害への備えを今一度見直さなければいけません。
では、上がってきた項目を中心に、内閣官房内閣広報室で紹介されている家庭で行いたい災害の備えを紹介していきたいと思います。
災害に備えたい5つのこと
食料・飲料などの備蓄は十分ですか?【食料や防災用品の備蓄】
電気やガス、水道などのライフラインが止まった場合に備えて、普段から飲料水や保存の効く食料などを備蓄しておきましょう。
防災のために特別なものを用意するのではなく、できるだけ、普段の生活の中で利用されている食品等を備えるようにしましょう。
食料・飲料・生活必需品などの備蓄の例(人数分用意しましょう)
・飲料水 3日分(1人1日3リットルが目安)
・非常食 3日分の食料として、ご飯(アルファ米など)、ビスケット、板チョコ、乾パンなど
・トイレットペーパー、ティッシュペーパー・マッチ、ろうそく・カセットコンロ など※ 大規模災害発生時には、「1週間分」の備蓄が望ましいとされています。
※ 飲料水とは別に、トイレを流したりするための生活用水も必要です。日頃から、水道水を入れたポリタンクを用意する、お風呂の水をいつも張っておく、などの備えをしておきましょう。
家具の置き方は工夫していますか?【家具の転倒防止のための対策】
阪神・淡路大震災や新潟県中越地震などでは、多くの方が倒れてきた家具の下敷きになって亡くなったり、大けがをしました。
大地震が発生したときには「家具は必ず倒れるもの」と考えて、転倒防止対策を講じておく必要があります。
・家具が転倒しないよう、家具は壁に固定しましょう
・寝室や子ども部屋には、できるだけ家具を置かないようにしましょう。
置く場合も、なるべく背の低い家具にするとともに、倒れた時に出入り口をふさいだりしないよう、家具の向きや配置を工夫しましょう
・手の届くところに、懐中電灯やスリッパ、ホイッスルを備えておきましょう
非常用バッグの準備はできていますか?【食料や防災用品の備蓄】
自宅が被災したときは、安全な場所に避難し避難生活を送ることになります。
非常時に持ち出すべきものをあらかじめリュックサックに詰めておき、いつでもすぐに持ち出せるようにしておきましょう。
非常用持ち出しバッグの内容の例(人数分用意しましょう)
・飲料水、食料品(カップめん、缶詰、ビスケット、チョコレートなど)
・貴重品(預金通帳、印鑑、現金、健康保険証など)
・救急用品(ばんそうこう、包帯、消毒液、常備薬など)
・ヘルメット、防災ずきん、マスク、軍手
・懐中電灯、携帯ラジオ、予備電池、携帯電話の充電器
・衣類、下着、毛布、タオル
・洗面用具、使い捨てカイロ、ウェットティッシュ、携帯トイレ
※乳児のいるご家庭は、ミルク・紙おむつ・ほ乳びんなども用意しておきましょう。
ご家族同士の安否確認方法は決まっていますか?【家族との連絡手段の確認】
別々の場所にいるときに災害が発生した場合でもお互いの安否を確認できるよう、日頃から安否確認の方法や集合場所などを、事前に話し合っておきましょう。
災害時には、携帯電話の回線がつながりにくくなり、連絡がとれない場合もあります。その際には以下のサービスを利用しましょう。
災害用伝言ダイヤル
局番なしの「171」に電話をかけると伝言を録音でき、自分の電話番号を知っている家族などが、伝言を再生できます。
※一般加入電話や公衆電話、一部のIP電話からご利用できます。
※携帯電話・PHSからもご利用できます。詳細は以下のページをご覧ください。
災害用伝言板
携帯電話やPHSからインターネットサービスを使用して文字情報を登録し、自分の電話番号を知っている家族などが、情報を閲覧できます
避難場所や避難経路は確認していますか?【避難場所の確認】【避難場所へのルート確認】
いざ災害が起きた時にあわてずに避難するためにも、お住まいの自治体のホームページや国土交通省ハザードマップポータルサイトなどから防災マップやハザードマップを入手し、避難場所、避難経路を事前に確認しておきましょう。
※豪雨、津波、火山噴火など、災害の種類によって安全な避難場所が異なります。
それぞれの災害をイメージして、どのように行動すれば安全に避難できるか家族で考えてみましょう。
いかがでしたか。今回は年代別の防災意識調査と災害に備えたい5つのことを紹介しました。全国各地でも地震が多く、最近ではトンガ海底火山噴火が原因で津波警報も大きく報道され避難する方も多くいました。
自然災害は突然来るので、今のうちに災害に備えて準備しておきましょう!
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